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公開メモ

「表現」は、恐怖心とはまた別の、人間が誇るべき「精神の暴発」である。
「美は思想を実現するための手段であり(かりそめの)武器にすぎない」
 

HO2:あなたは素人だ。

基本情報


名前:京極 惺
年齢:22
性別:女性
身長:159cm
体重:...ここって書かないといけませんか?
骨格:ナチュラル

概要


武者小路千家の家元直門、京極の一人娘。
京極家の後継として蝶よ花よで育てられたが、それが祟って箱庭に嫌気が差し、門を破り、東京へ飛び出してきた。
唯一の頼りであった知人の受け入れまで時間があったため、新しいことにチャレンジしてみようと、東京に着いたその足で向かったのは池袋の東京芸術劇場。小さなホールで『赤鬼』という演目を予約していた。演劇なんて初めて観る。私の人生の幕開けにはちょうどいいだろう。そうやって、たかを括っていた。
すべてが、間違いだった。
目の前で繰り広げられたのは、演劇なんて枠でおさめることのできない、対話の欠如した世界であり、血中を蠢くリズムであり、エネルギーの暴発であり、偏見や差別がもたらす暴力であった。

対話を避け、飛び出してきてしまった私を打ち負かすには、あまりにも力が強すぎた。そして、その力は同時にこの地で生きる力にもなった。
私も、誰かに魂の発露を浴びせたい。

合流した知人に一晩中語り明かした。私が何者で、何に閉じ込められていて、そこからどうやって出ようとしているのか。

知人は取り合わず、こっちに出てくる以上は働いてもらわないとだから、と知り合いのバスガイド会社を紹介してくれた。
まずはバスガイドから。人に感動や歴史を正しく伝えるところ、旅の良き先導者となるところ。観客を次のセリフへ迎え入れるために、できるところから始めた。

エストニア出身の母親譲りの綺麗な目と髪のおかげもあってか、バスガイドの仕事で困ることはあまりなかった。
強いて言うなら、バスツアーにおける「バスガイド」は思っていたよりも透明な存在であったということくらいだ。
つつがなくツアーが終わればいい。ただそれだけ。
求めていたような体験が、そう都合よく巡り合うわけがないのだ。

演劇に対しても、何か行動を起こしたい。そう思い家近くの公民館でやっていたワークショップから手をつけ始めた。演劇のえの字も知らない惺にとって、全てが輝いて見えた。
「声の送り方」「演じることとは」「セリフや身振り手振り」「目線のやり方全ては他のセリフの反射である」「自己との対話の末にセリフが発現する」。やり取りをするうちに、彼女に天性の芝居の才を見い出した講師は、ある人物を紹介する。

末次真黒。
舞台『自殺行為』の演出家だった。

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秘匿メモ

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