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公開メモ

「君、レディメイドって知ってるかな?君の作ったそれを芸術だと示してくれるなら、それは立派な芸術なんだよ」「この世の芸術やアートには、本物も偽物もないのさ。公衆に晒された芸術は、全て鑑賞者の白昼夢となるのだから。」

 𝙃𝙊𝟮 学芸員 芸術とは


ㅤㅤㅤㅤ真実を実感させる虚偽である。

貴方は学芸員だ。館内の彫刻作品を全て把握している。

基本情報

年齢:27
身長:171cm
体重:非公開
性別:非公開 男性用お手洗いを使う
骨格タイプ:ナチュラル
使用武器:ブラックジャック(万一にも美術品を傷つけることがあってはならない)1d6+1d4

遍歴

20XX年
東京都立国立高校
20XX年
前期 東京大学文化三類
20XX年
後期 東京大学文学部教養学科 行動文化学科
20XX年
慶應義塾大学大学院社会学研究科 文化人類学専攻
20XX年
Zugarramurdi art museum 入館 
20XX年
同美術館 彫刻・インスタレーション部門を掌管

生い立ち

東京都内の比較的裕福な家庭で生まれる。
4つ上の姉が1人、3つ下の弟が2人(双子)に両親で6人家族。
放任主義の家庭で、それぞれがやりたいことをやらせている。
姉が音楽面で秀でた才能を開花させたこともあり、大手を振って音楽大学に進むことを祝福した中学2の春。姉と比較して突出した才能もなく、弟たちがやりたいことをやって欲しいと思い、進路選択は公立都立に絞った。

自身の才能の無さに打ちひしがれる日々を癒してくれたのは、姉の大学も近い、上野の美術館群だった。 さながら図書館に通うようにそれはもう足繁く通った。芸術とはなにか。鑑賞者に対してある種の白昼夢を見せているのであると気がついたとき、あまりのばかばかしさに腹を抱えて笑い伏した。(周囲の学芸員に注意された)

そうか。
学芸員になれば、この虚構を眺めゆめうつつとなっている鑑賞者を鑑賞できるのだ。
わかったふりをし眉をひそめたり、遠くから眺めてみたり、背景に想いを馳せたりする鑑賞者。
芸術という正体不明の虚偽の上で、踊り方もわからぬままうろうろと歩み、何か「真意らしきもの」を掴み取ろうとする。なんと愚かで滑稽な試みだろう。芸術は作ったもののみが真意を知っている。それだけが真実なのだ。

学芸員になるには学芸員養成課程のある大学に入らなければならないと知ったのは、日本に名を轟かせるが学芸員養成課程のない東京大学文科三類に入学し、シラバスに目を通したタイミングであった。
なんてことだ。よろしいならば。と、これを機に「なぜ芸術が形作られるようになったのか」を主軸としてアニミズム信仰に基づく、行動文化学の門を叩くことになる。それから幾年が過ぎ、無事大学院で学芸員養成課程を修了し、現美術館にて学芸員の籍を置くことができている。

容姿や人格形成は姉に大きく影響を受けている。

好きな作品

マルセル・デュシャン《Fontaine(泉)》

1917年に制作されたレディメイドの芸術作品であり、磁器の男性用小便器を横に倒し、"R.Mutt"という署名をしたものに「Fountain(噴水/泉)」というタイトルを付けたものである。
マルセル・デュシャンの作とされていたが、近年の研究では、本作を含む多くのデュシャン作品は、ドイツの前衛でダダイストの芸術家・詩人の女性、エルザ・フォン・フライターク=ローリングホーフェン(Elsa von Freytag-Loringhoven)が制作したとされている。
デュシャンは本作を1917年にニューヨークで開催された独立芸術家協会 (Society of Independent Artists) の「ニューヨーク・アンデパンダン」展に出品しようとした。デュシャンはアンデパンダン展の委員であり、出品料を支払えば無審査で誰でも出品できる規則であったにもかかわらず、協会はこの作品の出品を許可しなかった。この決定を不服として同展覧会の実行委員長を辞任。その後この作品は行方不明である。

ダミアン・ハースト2017年開催「Treasures from the WRECK of the Unbelievable」

タイトル通り「難破船から引き揚げられた財宝を展示している」という「ウソ」のプレゼンテーションだ。引き揚げられたという「ウソ」のアートワークと、引き揚げ時に撮影されたという「ウソ」の記録映像で構成されている。「ウソ」だと感じさせないために作り込まれたアートワークの魅力と、「ウソ」だと伝えるためのネタバラシの面白さが混在している。

オラファー・エリアソン《ビューティー》1993

「Beauty(ビューティー)」は、暗い部屋の中央にポンプで人工的な霧を発生させ、そこに虹を映し出し、部屋の中を移動する観客の知覚によって変化させるというもので、彼の初期、そして最も独創的な作品の一つ。

クリスチャン・ボルタンスキー《ミステリオス》2017

南米のパタゴニアで撮影された三つの映像によって構成されるインスタレーション。巨大なラッパ状のオブジェを現地の音響技師と共同制作し、世界の起源を知る生き物とされている、鯨とのコミュニケーションを図ろうとした試み。この作品は、手にすることのできない知識の探求も意味している。

□学芸員として
貴方達はこの美術館で学芸員として3年働いている同期である。年齢はどちらが上でも下でも同じでも構わない。この美術館では小型の武器1つだけ持ち込みが許可されており、主に作品管理の業務に使用する。

□業務について
作品を企画、展示することが主な業務である。また、貴方達は毎夜閉館後、逃げ出した作品がないか館内を確認するという特殊な見回り業務がある。その為武器の使用を許可されている。
▼確認の手引き
① 作品リストを確認、数や配置に異常がないか各エリア確認する。
② 異常、紛失が判明次第、直ちに作品捕獲に向かう。館内をじっくり観察し、音がしないか耳を澄ませ、痕跡があればそれを辿ること。
③ 発見次第確保に向かう。作品は傷をあまりつけないよう丁重に扱う事。
備考:作品の逃走を拒む為館内を荒らさない程度の小型の武器の所持を許可。作品の日焼けを防ぐ為、窓は開けないこと。

□美術館について
スガラムルディ美術館 (Zugarramurdi)
創立者:ロドラン
(創立者=オーナーの認識でOK)

□PL同士の事前準備
秘匿に触れない内容(名前/年齢/性別/性格など)や、制服、立ち絵合わせなどについては事前に共有可能。作品管理の為の武器の種類、関係も話し合ってOK。

□PC制作にあたっての注意
学芸員資格を所持していれば誰でも学芸員にはなれます。が、今回は大学を卒業し3年の勤務を想定していますので25歳以上となります。それ以下にしたい場合はKPと相談してください。

□職業技能ベースについて
芸術家や古物研究家などが妥当かもしれないが、他に提案があればKPに相談すること。【制作】や【芸術】技能の詳細は任意で好きに設定してもらって構わない。また、今回武器の所持が許可されているため、武器技能を取っておくことが望ましい。

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